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ハイパースコップ

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本日、ハイパースコップをリリースしました。
見た目はお世辞にもカッコイイとはいえませんが
機能面はホームページYoutubeでご覧の通り。
まさに“こんなの欲しかった!”と言ってもらえるアイテムだと自負しております。

そもそもこのスコップは「うどんの湯切り」から始まりました。
コレです↓
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ある釣友が某所に釣行した際、元コックだった地元の人が
湯切りにガンガゼを入れて、グルグル回してケンを切っていた、ということを聞きました。
さっそく湯切りを買ってきて試してみると、なるほど簡単にケンが切れます。
しかし、これだけだとハサミがあればわざわざ持っていく必要性が感じられません。
実際、バッカンに入れるとそこそこのスペースを取り、はっきり言って邪魔です。

それから数か月、似たようなものをあれこれ試してみました。
集めたのがコレ↓ 実際はこの3倍くらい試しました。
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まず、中央上にあるのが炊事用のざる。
これはケンが入らずNG。ガンガゼのケンは意外と太いということを
このとき知りました(;'∀')

次に右側の砂ふるい。これはM.I.F.Cのメンバー数人にも使ってもらいましたが
おもしろいようにケンが切れると好評でした。
でも、それだけじゃダメです。
だって市販のものがそのままOKだと、わざわざ作る意味がありません。

そこで中央下のキャンプで使うコッフェル(食器)をモチーフにして
石鯛JAPANに携わっていただいている職人さんに手作りしてもらいました。
やや重量はありますが全体にしっかりしていて、ざるやふるいとは明らかに違います。
「よし!これでいこう」と思いましたが
スタッフのKAZ平塚が「これにマキエを載せて撒けないですかね」と。
さっそく試してみると、360度が丸くなっていて、高さもあるため
このまま撒くとマキエはほぼ真上に上がり前方に撒けません。
力を込めると自分の顔をめがけてマキエが飛んでくる始末で
結局はボツに・・・(T_T)

え~、くそ!もうや~めた!と、その日から半年ほど考えるのを止めました。
ところが、そんなある日、朝5時前に寝ていた頭の中に「スコップにしたら!」と
閃きがあったのです。

余談ながら、Mr.Ishidaiの製品はほとんど早朝に閃いたものばかりです。
わたしって、もしかすると天才???まさか・・・ですね('◇')ゞ

で、ホームセンターでスコップを買いあさりました。
でも肝心の穴は開いていません。
左側に写っているスコップは私がドリルで開けたものです。
面倒くさくなって途中で止めています(笑)

もちろん職人さんにもスコップの製作を頼みましたが
なんと、ステンレスの板を曲げると折れることがあり
その対策として厚みのある材料にすると重さがかさむという難点が。

こうなったら“餅は餅屋”で、スコップ専門のメーカーに直談判すると
スコップはプレスで作っているそうで、だから軽くて強いということを
教えていただいた次第。
そしてカクカクシカジカとこちらの希望を告げると
「じゃあ、協力しましょう」と引き受けていただけ
ようやく完成に至ったのであります。

実際の使い心地は予想以上に良く
ガンガゼ100個でも楽々。しかも切れ味をキープできます。
九州では夜明け前の短時間でバタバタとエサ作りをすることが多いですが
これを使えばあっという間にガンガゼを坊主にできます。

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エサ撒きも上物用のひしゃくみたいには飛びませんが
3~4mくらいは大丈夫です。